2023年10月から手数料0円
楽天証券が2023年10月から国内株式の取引手数料を無料化するという発表を行いました。
こういうときによくありがちなのが無条件で無料になると思い込むこと
調べてみるとちゃんと条件がありましたので、その内容を記事にします。
結論:手数料無料の注意点
ゼロコースへの変更が必須
2023年9月までは基本的に超割コースかいちにち定額コースのどちらかしか選べませんでしたが、
2023年10月からゼロコースというコースが登場します。
このゼロコースに手数料コースを変更しないとこれまでどおり手数料がかかってしまうケースが存在します。
手数料コースの変更は自動で行われるわけではないので、
自分でゼロコースへの変更をする必要があるよ。
引用元:楽天証券
かぶミニでは手数料とは別にスプレッドがかかる
単元未満株(一般的には100株未満の株:S株とも言われます)を楽天証券で購入するにはかぶミニを利用する必要があります。
楽天証券のスプレッドは2023年9月時点で0.22%(買い注文は端数切り上げ、売り注文は端数切捨て)です。
微々たる金額ですがかぶミニ利用時は純粋に取引手数料が0円にならないことを覚えておきましょう。
かぶミニでオペレータを利用する場合は手数料がかかる
楽天証券を使っている人でオペレータを利用して株取引を行っている人は少数派だと思いますが、
こちらの手数料は変更ないので注意しましょう。
落とし穴への対策
楽天証券において国内株式の手数料無料の条件を確認した結果、私たちの対策は以下の通りになります。
ゼロコースの中身
新設されるゼロコースですが、このゼロコースに気になる点はないのか公式ページから確認しました。
引用元:楽天証券
SOR利用とは
SORについては公式に解説が掲載されていました。
簡単に言うとユーザが指定した金額よりもユーザにとって有利な取引金額で取引できそうな場合はそちらの金額で取引できることなのでユーザにとってデメリットはないです。
まとめ
基本的に2023年10月以降にゼロコースが登場したら楽天証券で国内株式をやりとりする人はゼロコースに切り替えるだけでOKです。
逆にコースの切替を実施しないとこれまで通り手数料を払わなければなりません。
投資に於いて手数料を極力払わないようにするのは基本戦略ですね。
2023年9月は円安・株高基調なので米国株よりも日本株の人気が高いです。
国内手数料無料の発表はそれを後押しする発表ですが、
手続きをちゃんと踏まないと思わぬ落とし穴に嵌り損をするかもしれません。
この記事が読者の皆様の資産拡大の一助になれば幸いです。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
無料確認(2023.10.1以降)
楽天証券も10.1以降にマイメニューのお客様情報一覧の国内株式に手数料無料かどうか確認することができるリンクが追加されています。
この国内株式ボタンをクリックすると自分の手数料コースが「ゼロコース」かどうかわかるようになります。
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