東京都内の一日乗車券は千円未満
フリー切符や一日券と聞くとどんなものだとイメージしますか?
旅行や遠出の時にしか元が取れないものと思っていませんか?
たしかに移動可能範囲が広いフリーきっぷだと高額になったり青春18きっぷのように特急が利用できないなど一部の制約があるものがありますが、日常生活でも十分に候補に入るフリー切符も存在します。
今回はコスパのいい都内、中でも山手線エリアをカバーしたおススメのフリー切符を4つ紹介していきます。
紹介する一日乗車券は4つすべて日程の制限がないので、平日でも休日でも好きな時に利用することができます。
東京都に10年以上住んだ筆者がおススメできる日常でも使える
フリー切符だよ。
山手線エリアを回れる一日乗車券
記載の情報は2024年2月時点の情報になりますが、千円以内で購入できる1日券は以下の通りです。
東京メトロ一日券
最初は東京メトロ一日券を紹介します。公式ページは以下の通りです。
メトロ一日券のメリットは以下の通りだよ。メトロは基本地下鉄なのでホームまでの道のりはJR線に比べると長くなりがちだけど、私は特に600円という価格の安さをおススメしたいです。特にメトロ駅の中で3か所寄りたいところがあるなら迷わず券売機に向かいます。
コスパいい運賃
メトロの運賃表は公式ページに掲載されています。
メトロは一番安い運賃でも180円しますが、600円であれば4回乗れば元が取れます。
エリアの広さ
メトロの路線図は以下の通り都内だけでなく、
埼玉県の和光市や千葉県の浦安・西船橋もカバーしているのも魅力です。
都内の電車で便数が豊富なためホームでの待ち時間も短いです。
路線図の端周辺から乗車する場合、都内を往復するだけで運賃600円を超す場合もあるので、1日乗車券はかなりお得な切符ということになりますね。
出典:東京メトロ路線図
直通運転の私鉄からも利用可能
さらにメトロは西武線や東急線など多くの私鉄と直通運転を行っていますが、
メトロ圏内への往復運賃+メトロフリーパスのチケットを販売しています。
一例は次のリンクをみてみてね。2023年9月時点では残念ながらJRとの切符はないみたいだけど多くの私鉄とは接続切符を販売しているよ。
PASMOなら日跨ぎ可能
さらに通常だと1日乗車券はその日1日限りであることが多いですが、
PASMOで一日乗車券を購入すると購入した時点から24時間有効になるので、
日跨ぎで利用することもできます。
都内施設が割引価格で利用可能
また、一日乗車券を持っていると都内の施設を割引価格で利用することもできます。
ちかトクの詳細は以下に掲載されています。
これだけ豊富な特典を持っているメトロ一日乗車券、特に山手線の内側を安く回りたい時には真っ先にチョイスしたい1日券ですね。
都バス一日乗車券
都バス一日券の嬉しいところは以下の通り
価格が安いのも嬉しいけど、私としてはバス車内で運転手さんにバス一日券くださいという一言で都バス一日乗車券を購入できるラクさをアピールしたいです。1回買えば後はバス乗車時に一日券を見せるだけで済みます。
最安値&バス車内で購入可
都バス一日券の価格は公式ページで発表されています。
都バスを3回乗るなら一日券のほうがおトクというのがすごいですね。バスなので電車と比べると時間はかかりますが小回りが利くのが特徴です。特にお台場エリアは公共交通機関が少なく運賃も高額なので時間に余裕がある方は検討の価値ありです。もしくは次に紹介する都営まるごときっぷにすれば電車も利用可能になります。
エリアの広さ
都バスは東京都が運営しているだけあってエリアの広さが特徴です。
1つのバス会社ではこれだけ広いエリアをカバーするのは難しいですね。
時間に余裕があり東京の街並みをゆっくり眺めたいという方にはおススメできるフリー切符です。
注意点
都バス一日乗車券は路線によってダイヤが豊富にある路線とほとんどない路線があります。
路線図で線が引かれてますが、
線が太いとダイヤが豊富、逆に線が細いとダイヤが少ないといった特徴があります。
また移動はバスのみになるので電車に比べて移動時間がかかりやすいというデメリットもあります。
都内の中心だとバスの時間は確認しなくてもいいくらいバスが走ってるけど、都内の外にでるときはダイヤを確認したほうが安心だよ。
都営まるごときっぷ
都営まるごときっぷは都バス一日乗車券に
プラス200円で都営地下鉄全線・都電荒川線・日暮里舎人ライナーの乗り放題が追加されます。
都バスをよく使ってた筆者は都バス一日券を購入するときは「バス一日券お願いします」、都営まるごときっぷを買うときは「都営まるごときっぷお願いします」
とバスの運転手さんにお願いしていました。
抜群のコスパ
都営地下鉄の運賃表は以下に公開されています。
700円でバス・地下鉄・路面電車が利用可能です。これだけの乗り物が利用できるのは日本全国探してもなかなか見つからないですね。
豊富な路線網
東京都が運営している路線がほぼ利用可能なので対象路線が多いのが特徴です。
中でも都営大江戸線は山手線のように都内をぐるりと一周することができます。
大江戸線は地下鉄の中でも深い場所に位置するためホームまで下りるのに苦労しますが、
それに見合うリターンは充分に得られます。
さらに本八幡駅だけですが、千葉県でも購入可能です。
出典:東京都交通局
豊富なダイヤ
都バスは路線によってダイヤが少ないものがありますが、
都営地下鉄は大江戸線・新宿線・三田線・浅草線どれも豊富にダイヤがあるため、
ホームの待ち時間が少ないということはありません。
割引価格で利用できる施設
東京メトロの項目で紹介した割引施設ですが、都営まるごときっぷでも利用可能です。
都区内パス
最後はJRが提供している東京都23区内を移動できる都区内パスです。
JRが提供しているフリーきっぷは高額なものが多いですが、コスパいいのが都区内パスです。
JRで千円を切るフリーきっぷ
JR東日本は2023年3月18日に運賃改定を実施しましたが、都区内パスは影響をうけませんでした。
最低運賃は他の切符と比べると150円(2023年7月時点)と安いため、
最低運賃回数分だと分が悪いですが、
フリーエリアの末端からの移動では都心往復だけで元が取れます。
例えば小岩~池袋だと通常のJR移動だけでも片道406円(IC価格:2023年7月時点)なので
往復812円と都区内パスのほうが安くなります。
さらに都区内パスは現金で買うと760円ですが、
券売機でIC(Pasmoなど)を利用すると数円安く購入できます。
ただし、新幹線切符の券売機では値下げされなかったので普通切符の券売機でIC購入してください。
JR沿線だと2か所ほど行きたい場所があれば都区内パスを利用するとお得になるケースが多くなります。
山手線乗り放題
都区内パスの最大の魅力は日本で一番乗降者人数が多い路線である山手線をカバーしていることです。
また、JR線は京葉線など一部を除いてほぼ地上を走るので、
改札からホームまでの距離が短いのもポイントです。
出典:JR東日本
日本最強のダイヤ
都区内パスのエリアはどこも乗り降り人口が多い主要駅であるため、
朝は早く終電も遅いため1日券の中でも乗車可能時間が長めです。
東京メトロのPASMO一日乗車券には及びませんが、
最強の山手線をはじめ過密ダイヤの路線ばかりなので
移動の待ち時間が抑えられるというのも魅力です。
山手線のホームの電光掲示板を見るとだいたい3分間隔で次の列車が到着します。
東京のフリー切符は安い
今回は東京都で10年以上住んでいる筆者が休日等のおでかけ等に利用している
東京都内のフリー切符を4種類紹介してみました。
東京は観光スポットがたくさんあるので移動費もかさみがちになりますが、
便利な一日券を利用することで交通費をうまく抑えることができます。
筆者は最近ドラクエウォークのアプリにはまっているので地上を走る都区内パスや都バス一日券をよく使ってました。
Googleで「東京 おススメ フリー切符」等で検索しても自分が思っている一日券が出てこないので、私と同じ思いをしている人の参考になれば幸いです。
本日も最後まで御覧いただき本当にありがとうございました。
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